「公金だまし取った悪質な犯行」広瀬めぐみ元参院議員に執行猶予付き有罪判決 東京地裁
国から公設秘書の給与などをだまし取った罪に問われている元参議院議員の広瀬めぐみ被告に対し、東京地裁は、懲役2年6か月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
元参議院議員の広瀬被告は、2022年から2023年にかけて勤務実態のない女性を自身の公設秘書として届け出て、国から給与など350万円あまりをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。
東京地裁は27日の判決で、「国民が納付した税金を財源とする公金をだまし取った悪質な犯行」で、「他の国会議員もやっているなどと安易に考え、夫からも違法性を指摘された経験があった」などと指摘。
そのうえで、「被告は弁護士資格があるにもかかわらず犯行に及び、余りにも浅はかで強い非難が妥当」として、広瀬被告に対し、懲役2年6か月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。