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「規範意識の欠落は甚だしい」インサイダー取引で元裁判官の男に懲役2年・執行猶予4年 東京地裁

2025年3月26日 6:04
「規範意識の欠落は甚だしい」インサイダー取引で元裁判官の男に懲役2年・執行猶予4年 東京地裁

金融庁への出向中にインサイダー取引をした罪に問われている元裁判官の男の裁判で、東京地裁は男に懲役2年・執行猶予4年、罰金100万円などを言い渡しました。

元裁判官の佐藤壮一郎被告は去年4月から9月にかけて、出向先の金融庁の業務で知った未公開情報を基に10社の株をあわせておよそ950万円で買いつけ、インサイダー取引をした罪に問われています。佐藤被告はこれまでの裁判で、起訴内容を認めていました。

東京地裁は26日の判決で、「裁判官として金融庁に出向していた佐藤被告が常習的に行った犯行で、金融商品市場の公平性、健全性、一般投資家の信頼を大きく損なうばかりか、金融庁の監督制度の信頼を大きく失墜させた」と指摘。

「規範意識の欠落は甚だしい」として、佐藤被告に対し、懲役2年・執行猶予4年、罰金100万円などの有罪判決を言い渡しました。

最終更新日:2025年3月26日 6:04
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