秘書給与めぐる詐欺 元参院議員・広瀬めぐみ被告、起訴内容認める 検察「議員の立場悪用し悪質」懲役2年6か月求刑
国から公設秘書の給与などをだまし取った罪に問われている元参議院議員の広瀬めぐみ被告の初公判が開かれ、広瀬被告は起訴内容を認めました。
広瀬めぐみ被告は、2022年から2023年にかけて勤務実態のない女性を自身の公設秘書として届け出て、国から給与など350万円あまりをだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。6日、東京地裁で開かれた初公判で広瀬被告は「間違いございません」と起訴内容を認めました。
検察側は女性について「秘書としての仕事は一切していなかった」としたうえで、秘書給与の一部を広瀬被告が女性側から受けとっていたと指摘。「国会議員の立場を悪用し悪質な犯行だ」として、広瀬被告に懲役2年6か月を求刑しました。
一方、広瀬被告は被告人質問で動機について問われると、「政治活動にとてもお金がかかり支部が回らない状態だった」と話し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
判決は3月27日に言い渡されます。