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うつ病などで休職の教員 最多の5458人

2010年12月24日 22:20
うつ病などで休職の教員 最多の5458人

 昨年度、うつ病などで休職した公立学校の教員の数が約5500人に上り、過去最悪となったことがわかった。

 文科省によると、昨年度、うつ病などの精神的な病気で休職した公立学校の教員は、前年度比で49人多い5458人だった。17年連続で、前の年度より増えている。

 文科省は、長時間の労働によるストレスや、保護者や児童・生徒からの要望が多様化していることなどが、精神的な負担につながっているのではないかと分析している。

 一方、懲戒処分を受けた教員は943人で、過去9年間で最も少なくなった。体罰による処分は150人と前年度比で10人増えたが、わいせつ行為は138人(前年度比22人減)、交通事故は378人(同44人減)となっている。