大雪 国道9号で車600台が立ち往生
先月31日からの大雪のため、鳥取・大山町付近の国道9号で約600台の車が立ち往生するなど、年明けの山陰地方は大雪の影響が様々な面に出ている。鳥取県と島根県の2日夕方までの予想降雪量は平地の多いところで20センチで、引き続き警戒が必要となっている。
国交省によると、大山町から鳥取・琴浦町にかけての国道9号では、1日朝の段階でも上下線計19キロの区間で約600台が立ち往生しているとみられ、多くの人が車の中で年越しをした。現場では、ガソリン補給や除雪作業が進められているが、復旧のメドは立っていない。
JRは、島根県西部の山陰線と因美線の一部などを除き、運転を見合わせている。鳥取・米子市ではラッセル車の脱線事故が起こり、JR山陰線の復旧のメドは立っていない。
また、米子市で送電用の鉄塔が倒壊し、一時約2万5000戸が停電した。
1日午後1時現在の積雪は、米子市で81センチ、島根・松江市で50センチ、鳥取市で46センチなどとなっている。