脱線事故など想定 JR九州が総合訓練
JR九州は7日、警察や消防とともに列車の脱線事故などを想定した総合訓練を福岡県北九州市の小倉総合車両センターで行った。実際に列車と車を衝突させるなど大がかりな訓練となった。
訓練には200人以上が参加し、踏切内で立往生した乗用車に列車が衝突して脱線したとの想定で、乗客の避難誘導やケガ人の救助などが行われた。さらに、列車内で爆発物が見つかったという想定の訓練も行われ、警察が撤去作業にあたった。最後はクレーン車で約40トンの車両をつり上げ、復旧作業を確認した。
JR九州の管内では今年4月から9月末までに10件の踏切事故が起きているが、そのうち6件が車の立ち往生や無理な進入による事故だったという。