「荒茶」でも放射性物質検査を実施へ
茶葉の放射性物質の検査をめぐり、政府は、生茶葉だけでなく乾燥させた「荒茶」についても検査する方針を固めた。
政府は、乾燥した茶葉の「荒茶」についても、これまで検査していた生茶葉と同じ暫定規制値を適用し、放射性セシウムが一キログラムあたり500ベクレルを超えた場合は出荷制限を指示する方針。
荒茶は生茶葉を乾燥させるため、放射性物質が濃縮するとされるが、農水省は「湯を入れて飲む段階では濃度が薄まるので、検査の必要はない」と主張していた。しかし、「荒茶でも検査すべき」という厚労省の考えが反映された形。