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ギニア国籍の女性“エボラ”検査へ 厚労省

2014年11月8日 0:22
ギニア国籍の女性“エボラ”検査へ 厚労省

 厚生労働省は、ギニアから7日夕方に関西国際空港に到着したギニア国籍の女性について、発熱の症状があることから、念のため、エボラ出血熱の感染の有無について検査を行うと発表した。

 厚労省などによると、20歳代のギニア国籍の女性は、7日午後4時49分にエミレーツ航空のEK316便でドバイから関西国際空港に到着した。到着後、空港内で37℃前半から38.3℃の発熱が確認されたため、検疫法に基づいて隔離した。

 女性は、大阪府泉佐野市のりんくう総合医療センターに搬送されたという。女性の血液などは、エボラ出血熱の検査のため、午後11時25分に車で東京の国立感染症研究所・村山庁舎にむけて大阪を出発した。検体が到着し次第、検査が行われるが、検査結果がでるのは8日昼すぎになる見込み。

 女性は、ギニアでエボラ出血熱の患者との接触歴はないと話していて、大阪の医療機関での簡易検査の結果、熱帯熱マラリアについて陽性反応だったという。また、機内で嘔吐(おうと)などはしていないという。

 この航空機の乗客と乗員は合わせて238人で、万が一この女性がエボラ出血熱検査で陽性の場合、厚労省が近い座席にいた乗客などに連絡をとるという。また、航空機内の消毒はすでに終えたという。