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厚労省、東京女子医大病院に立ち入り検査

2015年1月27日 2:31
厚労省、東京女子医大病院に立ち入り検査

 鎮静剤を投与された子どもが死亡した問題で、厚生労働省は、東京女子医科大学病院に26日、東京都と合同で3度目の立ち入り検査に入った。

 東京女子医大病院では、人工呼吸中の子どもへの投与が禁止されている鎮静剤「プロポフォール」を投与された子ども12人が死亡している。厚労省などは26日の立ち入り検査で、先月交代した院長らに話を聞くとともに、去年、病院が出した再発防止策が機能しているか調べたという。東京女子医大病院は診療部門ごとに複数の集中治療室があり、問題が起きてもわかりにくくなっていたとみられている。

 厚労省は、病院の「縦割り」意識が変えられるかなどについて、検査結果を来月開かれる医療分科会に報告し、分科会が、高度な医療を提供する「特定機能病院」の承認を取り消すかどうか検討する。