認定の新宇宙飛行士3人、意気込み語る
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙飛行士候補として09年から訓練を続けてきた日本人3人を、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士に認定した。新たに認定された3人は27日、記者会見で意気込みを語った。
宇宙飛行士に認定されたのは、元航空自衛隊パイロット・油井亀美也さん(41)、元「全日空」パイロット・大西卓哉さん(35)、元海上自衛隊医師・金井宣茂さん(34)。3人は09年4月から、アメリカでロボットアームの操作や船外活動などの訓練を続けながら、英語やロシア語の習得にも励んできた。
油井さん「41歳でもNASA(アメリカ航空宇宙局)の厳しい訓練をやって何とか乗り越えることができる。誰でも、持っている能力でやる気になれば何でもできる」
大西さん「アメリカではスペースシャトルがラストフライトから帰還して一つの時代が終わったが、ポストシャトル時代を担うのは自分たちだと強い気持ちで頑張っていきたい」
金井さん「(宇宙に長期滞在中の)古川聡さんみたいになりたい。医師出身の宇宙飛行士という先輩であるけど、NASAテレビでいつもニコニコして、笑顔で乗り越えられる強い精神力、高い能力を身につけられれば」
3人は、今後も日本やアメリカで訓練に参加し、15年以降に宇宙を目指す予定。