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福島第一原発の3キロ圏内で初の一時帰宅

2011年8月26日 11:51
福島第一原発の3キロ圏内で初の一時帰宅

 福島第一原子力発電所から半径3キロ圏内の住民の一時帰宅が26日から始まった。

 26日に一時帰宅しているのは、福島県の双葉町と大熊町の約150人。放射線量が高いなどの理由で認められていなかった半径3キロ圏内の一時帰宅だが、線量が安定してきたなどの理由でようやく認められた。

 住民の一人は「遅いですね。(もう)帰れないと思うので、今回、最後ではないにしても貴重な一日だと思っている」と話している。

 住民が自宅などに滞在できるのは2時間で、午後2時頃には、一時帰宅の拠点になっている福島・広野町の体育館に戻ってくる予定。

 半径3キロ圏内の住民の一時帰宅は、来月1日と7日にも行われる。