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福島第一原発から1キロ地点で不明者捜索

2011年9月7日 16:19
福島第一原発から1キロ地点で不明者捜索

 福島第一原子力発電所事故からまもなく半年を迎える中、福島県警は7日、原発から1キロ地点で行方不明者の捜索活動を行った。

 行方不明者の捜索は、福島・大熊町の海沿いにある夫沢地区で行われ、120人の警察官が動員された。福島県では8月以降も警戒区域内で2人の遺体が発見され、収容されているが、現在も100人以上が発見されていないという。

 7日午前10時から始まった捜索では、福島県警・松本光弘本部長の指揮の下、防護服を着用した警察官が、台風の影響で打ち上げられた遺体がないかどうかを目で確認する作業を行った。夫沢地区の放射線量は一時間あたり30~40マイクロシーベルトで、放射線量を確認するため、「東京電力」の職員も同行した。

 捜索活動は8日も行われる。