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天ぷら油火災が後を絶たず…注意呼びかけ

2011年10月13日 11:18
天ぷら油火災が後を絶たず…注意呼びかけ

 天ぷら油による火災が後を絶たず、また、消火しようと誤って水をかけてしまう人が多いことから、東京消防庁は実験映像を公開し、注意を呼びかけている。

 東京消防庁が行った実験映像によると、調理中の天ぷら油を放置すると温度が高くなり、火が出る。消火しようとして水をかけると炎が大きくなり、油が飛び散って大変危険な状況になる。

 東京消防庁によると、管内では去年までの5年間に天ぷら油による火災で7人が死亡し、899人がケガをしている。また、5年間の天ぷら油火災で、約2割の人は誤って水をかけて火を消そうとしたという。

 東京消防庁は、天ぷら油を使う際は絶対にその場を離れないようにし、出火した場合には水をかけず、消火器を使うよう注意を呼びかけている。