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さらに高い放射線量検出 東京・世田谷区

2011年10月13日 12:30
さらに高い放射線量検出 東京・世田谷区

 一時間あたり2.7マイクロシーベルトという高い放射線量が検出された東京・世田谷区の路上で13日、区の職員らが再び数値を測定したところ、一時、さらに高い一時間あたり3.35マイクロシーベルトが検出された。

 世田谷区弦巻の区道では、3日と4日にアスファルトの歩道部分から一時間あたり2.7マイクロシーベルトという高い放射線量が検出された。これを受け、世田谷区は13日午前10時から、再び現場の数値を測定した。これは放射線の測定を行う専門業者と共に行うことで、精度の高い数値を得ようとしたものだが、一時、さらに高い一時間あたり3.35マイクロシーベルトが検出されたという。

 一方、付近は学校の通学路になっていることから、急きょ、13日朝から区役所や学校の職員ら約10人が交差点に立ち、小・中学校などに通う児童らを迂回(うかい)させた。下校時も同じように迂回措置をとるよう、職員などが誘導するという。

 今後、世田谷区では、13日に現場から採取した葉を分析するなどし、13日の測定結果を専門家などと協議することで原因を究明し、対応していくことにしている。