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北海道や四国などにも放射性セシウム沈着か

2011年11月15日 11:57
北海道や四国などにも放射性セシウム沈着か

 福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性のセシウムが、北海道や四国にまで拡散した可能性があることがわかった。

 名古屋大学などの国際研究チームは、3月20日からの1か月間に実際に全国で計測された「セシウム137」のデータを基に、天候や雨の状況を組み合わせてシミュレーションを行った。その結果、セシウム137が北海道や中国・四国地方など広い範囲に拡散し、土壌に沈着した可能性があることがわかったという。セシウム137の濃度は、高いところでは北海道の東部で土一キログラムあたり250ベクレル、中国・四国地方の山間部で一キログラムあたり25ベクレル程度とみられるという。

 文科省は、この結果を参考に、今後のモニタリング計画に生かしたいとしている。

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