天皇陛下、古都・ジョグジャカルタに到着 お一人で水の研究に関連する施設の視察、クラトン宮殿での晩さん会に出席へ
インドネシアでの滞在5日目の21日、天皇陛下はお一人で古都ジョグジャカルタを訪問されました。現地から日本テレビ・笛吹記者の報告です。
ーー笛吹記者
首都ジャカルタから飛行機で1時間あまり、古都・ジョグジャカルタにきました。
高層ビルが建ち並ぶジャカルタとは趣が違い、高い建物は制限されていて滞在されるホテルの前には生活感を感じさせる店が並んでいます。観光の中心で、また大学もあって京都のような町です。
天皇陛下は、今から3時間半ほど前、政府専用機でジョグジャカルタ空港に到着されました。
その後、車で市内のホテルに入り、首にレイをかけてもらうと出迎えににこやかに応じられました。21日は水の研究に関連する施設の視察に続いてクラトン宮殿での晩さん会に出席し22日は世界遺産のボロブドゥール寺院を訪問される予定です。
ーー皇后さまはジョグジャカルタに同行されていませんが今はどうされているんでしょうか?
ーー笛吹記者
皇后さまはジャカルタのホテルにとどまり、きょうは1日、静養にあてられるとみられます。
20日は皇后さまが出席される行事は当初午前のみとされていましたが、急きょ午後の学校への訪問が、決まりました。宮内庁幹部にも直前の博物館で出席が伝えられたそうで、側近もサプライズだったと話しています。
それだけご自身で体調に手応えがあったのと、若い世代の人たちとの交流を大切に考えられていたのだろうと感じました。若者たちの夢を聞き、励まされながら、どんどん声が大きくなってきて、こんなに張った皇后さまの声は、私は聞いた覚えがないと思いました。
朝から夜まで多忙なスケジュールでしたが、笑顔は生き生きとしていて、皇后さまがされたかったことは、こういう交流なのではないかと思える1日でした。
22日午後、陛下はジャカルタに戻って皇后さまと合流し、23日帰国されます。