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天皇皇后両陛下が17日からインドネシアへ 皇后さま21年ぶりの国際親善訪問 「2人で行くこと」陛下の思い

2023年6月16日 20:05
天皇皇后両陛下が17日からインドネシアへ 皇后さま21年ぶりの国際親善訪問 「2人で行くこと」陛下の思い

天皇皇后両陛下は、17日から1週間、インドネシアを訪問されます。皇后さまは、21年ぶりの国際親善訪問となります。天皇陛下は15日、会見に臨まれ「2人で行くこと」の思いを語られました。

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天皇陛下は17日から1週間、皇后さまとインドネシアを訪問されます。天皇陛下が15日午後、会見に臨まれました。

天皇陛下
「今回、雅子と共にインドネシアを訪問できることをうれしく思います」

天皇皇后両陛下は去年、エリザベス女王の国葬に参列するためイギリスを訪問されました。

今回のインドネシア訪問は、即位後初めての国際親善を目的とした外国訪問となります。長く療養が続き、21年ぶりの国際親善訪問となる皇后さまについては――

天皇陛下
「引き続き体調に気を付けながら、今回の訪問を無事に務めてくれればと思っております」

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皇后さまの前回の国際親善訪問は2002年、訪問先はニュージーランドとオーストラリアでした。

ニュージーランドでは、なかなか見られない珍しいシーンがありました。歓迎式典に登場したのは、先住民族マオリの人々です。陛下は、マオリの人と鼻をつけ合う挨拶を交わされます。これは「ホンギ」と呼ばれるマオリ伝統の挨拶で、皇后さまも同じ挨拶で歓迎を受けました。博物館では、両陛下はマオリの伝統的な民族衣装のマントを着て展示をご覧になりました。

続いて訪れたオーストラリアでは、シドニーの動物園でコアラと触れ合われました。ウォンバットの赤ちゃんを腕に抱かれる様子も。現地のメディアから、抱き心地を聞かれた皇后さまは「They are lovely, so fluffy!(かわいくて、とてもふわふわしていますね!)」と答えられました。

21年前の外国訪問では、両陛下は1歳になったばかりの長女・愛子さまを残して出発されました。シドニーの小児病院を訪れ、入院している子どもたちを励まされました。

愛子さまについて、子どもから質問される場面もありました。

子ども
「娘さんはおいくつですか?」

天皇陛下
「1歳ですよ」

皇后さま
「彼女はとても元気なんです」

このように話した後、お二人は愛子さまの写真を取り出し、質問した子どもに娘のことを紹介されていました。

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今回のインドネシア訪問では、両陛下はジョコ大統領夫妻との面会や、インドネシア独立戦争で亡くなった軍人などが葬られている「英雄墓地」で供花などに臨まれます。

16日に現地を取材すると、ジャカルタの目抜き通りでは両国の国旗が掲げられ、歓迎ムードの高まりがうかがえました。

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陛下が会見で外国訪問の思い出として挙げられたのは、1994年に行われた、結婚後初めての国際親善訪問です。両陛下はサウジアラビアやオマーンなど、中東4か国を訪問されました。イスラムの慣習のため、別々に行事に出席されるケースもありました。

会見で陛下は「男性と女性がそれぞれ、晩さん会などでも分かれて行われるということで、2人でいろいろと聞くことができて、大変充実した訪問になったのではないかと思っています」と話されました。

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21年ぶりとなるお二人での国際親善訪問について、陛下は「2人で行くことによって、それぞれの視点というものを総合して、そして2人でいろいろと話をして、インドネシアに対する理解をより深めていくことができれば」と語られました。

両陛下は17日午前、インドネシアへ出発されます。

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