プールで市長が「一緒に入らない?」 沖縄・浦添市のPR動画…“セクハラ”と批判 「痛恨の極み」謝罪
沖縄県浦添市がインターネットに投稿した市長が出演する動画が“セクハラ”ではないかと問題になり、市長が会見で謝罪しました。
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沖縄県浦添市が投稿したのは、「市長が美女とホテルへ」という文字が載った動画です。“自治体が制作した”とは思えない演出が続きます。
動画のナレーション
「沖縄のリゾートホテルで浦添市長が若い女性と密会していると通報が入った。市長はもちろん妻子持ち。今回ばかりは本当にまずい。止めなくては...」
“妻子持ちの市長が若い女性とリゾートホテルで密会か”と思ったら、実は“新しいホテルの視察だった”という展開です。この動画は、リゾートホテルのPRのため、沖縄県浦添市が「TikTok」に投稿しました。
その“若い女性”は、案内してくれたホテルのスタッフだということですが、動画の最後には、プールサイドの椅子に寝そべった市長が、女性に「せっかくなら君も一緒に(プールに)入らない?」と誘う場面もありました。
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この動画をめぐり、22日に浦添市の松本哲治市長(55)が会見を開きました。
浦添市 松本哲治市長(55)
「本当に申し訳ございませんでした」
“セクハラ”などとの指摘を受け謝罪しました。
浦添市 松本哲治市長(55)
「ギリギリのラインを狙って、思いを届けたいという意図でしたけど、今回は非常に不適切だったと。不適切な動画の作成・配信という形になったことは、痛恨の極みでございます」
「今後は地道な……活動に徹していきたいというふうに思っています」
若年層をターゲットに市の魅力をPRするための演出で、女性蔑視の意識はなかったとしています。浦添市は、ほかにも不適切な表現を含む動画があったとして今後「TikTok」での動画発信は控えるということです。