小学校プールの水流出、教諭と校長が約95万円を全額納入 神奈川・川崎市
神奈川県川崎市の小学校で教諭がプールの注水操作を誤り、大量の水が流出した問題で、教諭と校長が市に請求されていた水道代約95万円を15日付で全額納入したことがわかりました。
この問題は今年5月、川崎市立稲田小学校でプール開きに向けて注水作業を担当した30代の男性教諭が機械の操作を誤り、水が5日間、出しっ放しとなったものです。
川崎市は男性教諭と校長に対し、流出した水の水道代約190万円のうち、半分にあたる約95万円の支払いを求めて損害賠償請求していましたが、15日付で全額が納入されたことが川崎市教育委員会への取材でわかりました。
市教委によりますと、市が損害賠償請求をした8月上旬以降、この問題に関する意見が電話やメールでおよそ600件寄せられているということです。
また、意見の多くは「先生に負担させるのはかわいそう」「先生のなり手不足が加速するのではないか」といった損害賠償請求に反対するものだったということです。