小池都知事、タイ・バンコク知事と共同声明 大都市の水害対策で連携強化へ
タイを訪問中の東京都の小池知事は首都バンコクの知事と共同声明を発表し、大都市の水害対策に関する技術を共有し連携強化をする考えを示しました。
小池知事は6日、バンコク都知事らの案内で現地の水害対策施設を見学しました。近年の気候変動のためタイ国内では大規模な洪水による被害が深刻化していて、雨水を吸収する役割がある森林公園や増水した川の水位を下げるためのポンプ場などを視察したあと、両都市の水害対策について意見交換をしました。
東京都 小池知事
「(東京都では)司令室みたいなひとつの部屋で、(水門を)カメラにずっと映して指令を出して人数も少なくて24時間」
また、東京都とバンコク都は共同声明を発表し、激甚化する自然災害や少子高齢化など大都市共通の課題を解決するためのノウハウを今後共有し、さらなる連携強化を図っていく考えを明らかにしました。
バンコク都知事は「東京都をモデルとして洪水対策や下水道の仕組みを勉強したい」と述べました。