4日(火)は、列島の上空に暖かな空気が流れ込んでいるうえ、広い範囲で日差しが出て、午前中から気温がぐんぐん上昇しています。

午前11時30分現在の気温は、三重県の松阪市粥見で33.1℃、岐阜県の郡上市八幡で32.6℃、名古屋で32.4℃、和歌山県の田辺市栗栖川で32.4℃など、西日本や東日本の所々で30℃を超えていて、関東でも内陸を中心にすでに真夏日となっています。

このあと日中にかけて気温はさらに上がる見込みで、最高気温は京都で37℃と、体温を超えるような危険な暑さが予想されています。その他、岐阜や三重県の上野、奈良県の風屋で36℃、名古屋や奈良、岡山県の津山、広島県の庄原で35℃など各地で猛暑日となる見込みです。

今年もっとも暑くなったのは、5月18日に福島県の梁川で観測された36.2℃で、4日(火)はこの記録を更新する可能性があります。

関東では、3日(月)よりは気温が1～2℃下がる所が多いものの、東京や宇都宮で31℃、熊谷で32℃、前橋で33℃など、各地で真夏日となる見込みです。

和歌山県では、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されたときに出される「熱中症警戒アラート」が発表されているほか、環境省の「暑さ指数」では北海道で「注意」レベル、東北や北陸で「警戒」レベル、関東から西では「厳重警戒」レベルとなっている所が多く、所々で「危険」レベルとなっている所があります。

各地で熱中症の危険が高まりますので、外出や屋外での作業はなるべく短時間で済ませ、休憩や水分・塩分の補給はこまめにするようにしてください。また、屋内でも暑さを我慢せず、適切にエアコンを使用するなどして室温を下げるようにするなど、熱中症への厳重な警戒が必要です。