政府は、こどもをめぐる政策の基本的な方針を示す「こども大綱」を年内に決めますが、それにむけた中間整理がまとまりました。

こども大綱は少子化対策やこどもの貧困対策など、従来の3つの大綱を一本化するもので、こども政策の基本的な方針や重要事項を定めます。25日、こども家庭庁の審議会がまとめた中間整理では、「こども・若者を権利の主体として認識し、その多様な人格、個性を尊重し、最善の利益を図る」「こどもや若者、子育て当事者の意見を聴き、ともに考えていく」といった基本方針が示されました。

また重要事項には、貧困、障害児支援、虐待防止、自殺対策のほか、学童期・思春期の居場所づくりなどが盛り込まれています。来月以降、こどもや若者、子育て当事者からの意見を聴き、この審議会で最終とりまとめを行い、こども大綱は、12月に閣議決定される見通しです。