各地で猛烈な暑さとなり、熱中症への警戒が高まっています。こうした中、香川県高松市では、小学生3人組が熱中症で路上に倒れていた高齢者を救助しました。

高齢者を救ったのは、香川県高松市の小学5年生・三谷光志くん、片山祐人くん、近藤健くんの3人です。気温が33度近くあった27日、3人は下校中に道路で倒れていた高齢男性を発見しました。

「汗はびっしょりで、過呼吸になっていたので、熱中症かなって」

その後、3人はランドセルから健康観察カードを取り出し、うちわ代わりにしてあおぎました。

「ちょっとかたい物でこう（あおいだ）」

高齢者の体温を少しでも下げようとしたということです。

さらに、通報を受けた救急車が近づくと、かぶっていた帽子を振って、いち早く誘導しました。高齢者は、無事命を取り留めました。

三谷光志くん（小5）
「ちょっとあせりましたけど、冷静に判断できた」

近藤健くん（小5）
「前にもお母さんがやったことがあるので、マネした」

片山祐人くん（小5）
「人の命を救えたので、良かったかなと思います」

3人は見事な協力プレーで、高齢者の命を救いました。消防は学校を通じて、3人に感謝を伝えたということです。