JR東、新幹線トラブル受け緊急点検 架線引っ張る装置に異常確認されず
JR東日本は、東北・上越・北陸新幹線の大宮駅近くで発生した架線トラブルで破損した架線を引っ張る装置について、同様の設備を緊急点検したところ異常は確認されなかったと明らかにしました。
今月23日に発生したトラブルでは新幹線が終日運休し、およそ12万人に影響が出ました。
原因についてJR東日本は、架線を引っ張る重りを支える棒が壊れて架線が垂れ下がり停電したと推定していて、今後、第三者機関の協力を得て分析を進めるということです。
また、30日までに新幹線全線で同様の装置490か所を目視点検したところ、異常は確認されなかったということです。
490か所のうち、交換の目安である30年以上経過している装置が251か所あるといい、今後、メンテナンスが簡単なバネ式の装置にかえるなどし、対策をはかるとしています。