来年の高校教科書に震災や原発事故の記述

来年4月から使われる高校の教科書について、国による検定作業が終わり、27日に内容が公表された。「地理」や「歴史」などの教科書に、東日本大震災や福島第一原発事故の記述が盛り込まれている。
検定の対象となったのは、来年4月から使われる高校の教科書計275点。そのうち「地理」や「歴史」、「物理」などの教科書53点に震災に関する記述や写真が盛り込まれた他、福島第一原発の事故については「原発に支えられた生活のあり方を問うものとなっている」などと、現在も進行中の問題として扱われている。また、防災について扱うページが、社会的なニーズの高まりを受けて充実した。
「音楽」の教科書には、3人組音楽ユニット「いきものがかり」やアイドルグループ「嵐」の楽譜が載っている他、アイドルグループ「AKB48」は「音楽」だけでなく、「英語」の教科書に「日本のカワイイ文化」の代表として登場している。