捕獲難航…造船所に立てこもっていた「クマ」空き地に“居座る” 岩手・大槌町
3日、岩手・大槌町の空き地でクマが目撃されました。同じ個体とみられるクマが2日にも目撃されていて、造船所の敷地に侵入し、造船所に立てこもっていましたが、空き地に抜け出してきたとみられています。
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岩手・大槌町で3日午前11時ごろ、猟友会が爆竹をならし、クマを空き地から追い出そうとしていました。破裂音に驚いたのか、クマは動き出しましたが、空き地からは出ようとしません。再び爆竹を投げると、クマは坂を上がろうとしますが、また戻ってきました。人里に出てきたクマを山へ帰そうと何度か試みますが、結局、失敗に終わりました。
同じ個体とみられるクマは、2日にも目撃されていました。
クマを目撃した人
「うそ、うそ、うそ、うそ」
クマは突如、海沿いに現れ、造船所の敷地に侵入しました。海に落ちたという情報もありましたが、その後、造船所に立てこもっていました。
2日、町ではわなを仕掛けましたが捕獲には至りませんでした。クマは空き地に抜け出してきたとみられています。
目撃されたクマは体長1メートルほどの大人のクマです。町では3日、注意を呼びかける音が鳴り響き、警察が出動するなど、ものものしい雰囲気となりました。
近くに住む高校生
「近くにうろうろしていると怖いので、『早く捕まってほしいな』とは思います」
ケガ人はいませんが、クマは空き地に居座り続けているといいます。この後、麻酔を使い捕獲し、山へ帰す予定だということです。