気象庁は１７日、熱中症への注意を呼びかけるため、今年も来月から「高温注意情報」を出すと発表した。

　高温注意情報は、翌日か当日の最高気温がおおむね３５℃以上になることが予想される時に発表される。前日の段階では地方単位、当日の朝は都道府県単位で、熱中症に注意が必要な地域が発表される。

　去年は、東日本大震災で電力不足が懸念され、行き過ぎた節電で熱中症になるのを予防するため、電力状況に比較的余裕があった北海道と沖縄以外で発表されていたが、今年の夏からは北海道と沖縄でも、最高気温の予想が基準を超えた場合は発表されることになった。

　気象庁は、情報が発表された時には、十分に水分を補給したり、適度な冷房を使用したりして熱中症対策をしてほしいと呼びかけている。