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茨城港で大津波を想定し災害警備訓練実施

2012年8月29日 21:36
茨城港で大津波を想定し災害警備訓練実施

 茨城港で29日、大津波に襲われたことを想定した大規模な災害警備訓練が行われた。

 訓練は、東日本大震災で茨城県の沿岸でも大きな被害が出たことを教訓に行われたもので、地域の工場の職員らも参加した。地震と津波の警報を受けて、工場の職員らが一斉に高台に避難した他、警察が逃げ遅れた職員を工場の屋上からヘリコプターで救出したり、車にとじ込められた人たちを助け出したりした。

 茨城県は去年の震災後、津波の被害想定を見直し、訓練が行われた茨城港では、震災で押し寄せた津波の2倍の高さにあたる10.7メートルの津波が想定されている。参加した人たちは真剣な表情で訓練を行っていた。