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関西電力「燃料プール貯蔵容量増やさず」 使用済み核燃料めぐり福井県に説明

2023年10月10日 11:49
関西電力「燃料プール貯蔵容量増やさず」 使用済み核燃料めぐり福井県に説明

福井県の原発に溜まり続ける使用済み核燃料について、関西電力は2026年度から青森県の再処理工場への搬出を開始し、これ以上、燃料プールの貯蔵容量を増やさないと表明しました。

これは 関西電力が福井県の中村副知事に説明したものです。関西電力が示した計画は2026年度から青森県の六ヶ所再処理工場で使用済み核燃料の受け入れを開始することや、再処理研究のためにフランスに搬出する燃料の積み増しを検討することで、今後、原則として発電所の燃料プールの貯蔵容量を増やさないと表明しました。

また、搬出までの間発電所内で専用容器に入れて保管する乾式貯蔵施設の設置を検討していることを明らかにしました。

この問題は 福井県が原発内に溜まり続ける使用済み核燃料の県外への搬出を求めていたもので、この他、山口県内で中国電力と関西電力が共同で中間貯蔵施設を設置する構想も浮上しています。