知床沈没 大規模捜索続くも…新たな手がかりなく 「KAZU 1」陸揚げへ準備進む
知床半島沖で観光船が沈没した事故で、海上保安庁などによる大規模な捜索が行われていますが、31日も新たな手がかりは見つかっていません。
31日午後1時すぎ、北海道の網走港では、沈没した「KAZU 1」の折れ曲がったアンテナが外されたり、特殊なトレーラーが到着したりと、陸揚げに向けた準備が進められていました。
知床遊覧船の桂田社長はこの日も「KAZU 1」の捜査に立ち会ったとみられています。
一方で、いまも行方のわからない12人の捜索は続いていて、海上保安庁などが29日から行っている大規模な捜索は、31日が最終日となりました。民間の漁船など15隻が捜索に協力しましたが、これまでのところ新たな手がかりは見つかっていないということです。
沈没した「KAZU 1」は、6月1日早朝にも陸揚げされ、午後2時には希望する家族に公開される予定です。