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富士山“世界遺産”大いに前進~富士宮市長

2013年5月1日 13:20
富士山“世界遺産”大いに前進~富士宮市長

 世界文化遺産へ推薦されていた「富士山」について、ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の諮問機関が先月30日、条件つきで認める勧告を出したことを受け、地元は喜びに沸いている。

 富士山は信仰の対象としての価値と、浮世絵の題材となるなどの芸術的価値が融合されていて、その影響は日本をはるかに越えて及んでいると評価され、ユネスコの諮問機関・イコモスは、「世界遺産への登録がふさわしい」と勧告した。

 静岡・富士宮市の須藤秀忠市長「世界遺産とすべきだと認められたことは、一歩どころでなく、大いに前進。いろんな人がお見えになる。富士宮市の発展に大きな起爆剤」

 しかし、静岡市の「三保松原」は除外すべきとの条件がつけられ、市民からは「うれしいです、静岡人として」という喜びの一方で、「三保松原が除外というが、あそこまで入れてほしかった。あそこから見る富士山が一番きれい」と複雑な思いも聞かれた。

 これにより、富士山は世界遺産への登録が有力となり、6月にカンボジアで開かれる世界遺産委員会で正式に決まる見通し。

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