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天皇陛下 ボロブドゥール寺院視察を終えてコメント

2023年6月22日 11:54
天皇陛下 ボロブドゥール寺院視察を終えてコメント

22日、インドネシア・ジャワ島中部にあるボロブドゥール寺院の視察を終え、天皇陛下は、記者団の前で感想などを話されました。一問一答の全文は以下の通りです。

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記者)ボロブドゥール寺院はいかがでしたか?

陛下)あのボロブドゥール寺院は私も子供の時から歴史の教科書ですとか、それから上皇、上皇后の両陛下からお話を伺っておりまして、また歴史に関心があるものとしてぜひ一度訪れてみたいと思っておりましたので、今回このような形でボロブドゥール寺院を訪れることができましたこと、大変うれしく思っております。

ボロブドゥール寺院では、ガイドの方にボロブドゥール寺院の歴史、そしてまたどのようにして寺院が作られていたか、それをどのように保存しているのかといった非常に多岐にわたる話を、丁寧に説明していただき、私としてもボロブドゥール寺院についての理解を深めることができたという風に思っております。

また、このような本当に素晴らしい寺院がこれからも末永く保存されることを心から願っております。

記者)今回のインドネシア訪問では両陛下がインドネシアの若者と交流される様子が非常に印象的でした。実際に懇談されてみていかがでしたか?

陛下)今回は何度かインドネシアの若い方々とお話しする機会がありました。特にダルマ・プルサダ大学では日本語を勉強している、そしてまた日本に関心を持っている何人かの学生さんとお話をすることができましたけれども、そういった学生さん方が非常に高い志を持って日本語あるいは日本文化を学ぼうとしている様子、しかも自分の思っていることを非常に洗練された良い日本語で私たちに語りかけてくれたことが非常に印象に残っております。

こういった方々が、将来日本に留学生なり、どういう形であっても日本を訪問することができると本当に良いと思っております。私も今回、「テムズと共に」の後書きにも書きましたけれども、留学をしてみた経験としまして、やはり今はインターネットでもって色々外国の情報が手に取るように分かります。けれども、やはりこの、外国に実際に行ってみなければ分からないことというのは数多くあると思います。

その意味でも、インドネシアの若い方々、日本に興味を持っている方々が、是非日本を訪れて、そして自分の目で日本を確かめて、そして日本について様々な経験をしていただけると大変嬉しく思います。

そして、将来的にこの日本に関心を持っているようなインドネシアの方々、またインドネシアに関心を持っている日本の若い方々相互の交流によって両国間の親善関係がより深まることを心から願っております。

記者)そういう意味では、ボロブドゥール寺院も良い経験になられたということではないでしょうか?

陛下)そうですね。私自身、やはり歴史についてもとても興味を持っておりましたし、それからやはりこのボロブドゥール寺院は仏教の寺院ですけれどもこの近くにはプランバナンなど、他のヒンズー教の寺院などもいくつもあるというふうに聞いております。そういう面でもこのボロブドゥールはインドネシアの持つ多様性をよく表しているものなのではないかと思います。

記者)サンダルはいかがでしたでしょうか?

陛下)サンダルは思っていたより履き心地が良かったです。そしてまたサンダルを履くことによってこの寺院を保存しようというそういった方々の熱意を強く感じました。

また一言付け加えさせていただければ、今日の説明でも、このボロブドゥール寺院を今後どのように保存していくかということについての説明を受けましたけれども、特に排水の面ですね。水をどういうふうに逃がすかということで、中にパイプを入れたりとか、水を逃がしたりする様々な方法が講じられていること、そういったことも分かり、やはり遺跡をどのように保存していくかということにも理解を深めることができたこともとても良かったと思いますし、前にカンボジアで訪問しましたアンコールワットでも、遺跡の修復あるいは保存に多くの人々が現地の人々が関わっていて、それをまた日本の指導者が、上智大学の石澤先生をはじめとする方々がいろいろ指導して育てておられる。このような文化交流などもが行われていることもその時知ってとても嬉しく思いました。遺跡の保存というのも本当に将来に向けてとても大切なことなのではないか、と思います。

記者)上からの眺めはいかがでしたでしょうか?

陛下)そうですね。特に本当にこの遺跡の大きさというものを改めて思いましたし、それからあとは周囲にある火山ですね。特にムラピ山、活発な火山ですけれども、富士山に似た火山ですけれども、形をした山ですけれども、本当にこの上から見た景色も大変印象深いものであったと思います。

また昨日は砂防事務所を訪れまして、このムラピ山の噴火に対する砂防についての知識を深めることができましたことも、水のことをいろいろ取り組みをしている私としてもとても役に立ったというふうに思っております。

ボロブドゥール寺院を視察された天皇陛下は22日午後、ジャカルタに戻り、皇后さまと合流し、23日に帰国される予定です。

詳しくは動画をご覧ください。