ジャワ伝統の染め物シャツで…天皇陛下“世界遺産”寺院を視察
21日からインドネシアの古都ジョグジャカルタに滞在中の天皇陛下は、世界最大級の仏教遺跡、ボロブドゥール寺院を視察されました。
天皇陛下は、現地時間の22日午前8時頃、8世紀から9世紀にかけて建てられた世界最大級の仏教遺跡ボロブドゥール寺院を訪問されました。寺院内では釈迦の一生を描いたレリーフが続く回廊で説明を熱心に聞かれました。
ジャワ伝統の染め物、バティックのシャツを着た陛下は石を傷つけないため素足にサンダルを履き、中に仏像が納められている仏塔が立ち並ぶ場所ではポケットからカメラを取り出し自ら撮影される場面もありました。
その後、陛下はカメラの前で訪問の感想を述べられました。
天皇陛下「ボロブドゥール寺院は子供のときから歴史の教科書ですとか、上皇・上皇后両陛下からお話を伺っておりましたので歴史に関心があるものとして、ぜひ一度訪れてみたいと思っておりました。今回このような形でボロブドゥール寺院を訪れることができましたことを大変うれしく思っております」
陛下は午後、ジャカルタに戻って皇后さまと合流し、23日帰国されます。