自殺予防週間始まる 相談を呼びかけ
WHO(=世界保健機関)が定める「世界自殺予防デー」の10日、日本でも「自殺予防週間」がスタートした。
去年1年間に全国で自殺した人の数は2万7858人と、15年ぶりに3万人を下回ったが、若い世代の自殺率は逆に上昇傾向にある。
去年の東京都の相談件数1万5683件のうち、20代から30代からの相談は約4割を占めている。10日、東京都には電話相談が相次いだ。
東京都福祉保健局・自殺総合対策担当課長の高野祐子氏は、「学校の中での人間関係、職場の人間関係、若い方たちの自殺が増えている背景には、若い人たちが生きづらさを感じているということが言われています」と話す。東京都では相談ダイヤルを活用してもらい、自殺予防につなげたいとしている。
■東京都自殺相談ダイヤル
0570-087478(受付午後2時~翌朝5時半まで)