能登半島地震から2週間 死者221人、安否不明者22人 石川県内最多7600人以上が避難生活の輪島市から中継
能登半島地震の発生から、2週間。これまでに221人が亡くなり、今も22人の安否が分かっていません。石川県内最多の7600人以上が今も避難生活を送る、輪島市から中継です。
輪島市の7階建てビル倒壊現場です。こちらで女性が1人、巻き込まれ死亡しました。
そのそばの信号がともり、電気が復旧していますが、ここ輪島市では、およそ5300戸が停電、ほぼ全域で、1万戸が断水が続いています。
避難生活が長引く恐れがある中、災害関連死を防ぐためにも、市は、市外のホテルや旅館などへの二次避難を呼びかけています。
能登半島地震の発生から、2週間がたった今も避難生活を余儀なくされている人は、最多の輪島市で7600人以上、珠洲市でおよそ4000人など、県内で2万人以上にのぼります。
また、能登半島を中心に多くの地域で断水が続くなどライフラインの復旧が遅れる中、石川県は災害関連死を防ぐために、長引く避難生活の環境改善に向けてホテルや旅館などへの二次避難を呼びかけています。
石川県・馳浩知事
「現場の自衛隊や救急や警察から得た情報をもとに、二次避難所に移していくというオペレーションを同時並行で進めている」
石川県によりますと、最大震度7を観測した元日の能登半島地震で、15日午前9時までに、221人が亡くなり、うち災害関連死が13人となっていて、今も22人の安否が分かっていません。
また、漁業など一次産業への被害も深刻で、輪島市の鹿磯漁港など、石川県内の58の漁港で、地盤が隆起する被害が確認されています。
気象台によりますと、石川県では15日夜から16日の昼前にかけて能登地方を中心に大雪となる見込みで、輪島市や珠洲市などでは、多いところで最大20センチの積雪が予想されます。
積雪による家屋の倒壊などに注意が必要です。