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「地元の皆さんと心ひとつに」岸田首相が被災地を視察 能登半島地震発生から14日目

2024年1月14日 19:31
「地元の皆さんと心ひとつに」岸田首相が被災地を視察 能登半島地震発生から14日目
能登半島地震の発生から、14日で14日目となりました。依然、およそ2万人が避難生活を送っています。

地震後、火災が発生した石川県輪島市の朝市通りでは、14日も警察や消防などによる捜索が行われました。県によりますと、元日の能登半島地震で、県内では14日までに221人が亡くなりました。また、24人の安否が分かっておらず、このうち8割が輪島市となっています。

こうした中、七尾市内の災害廃棄物の仮置き場では、午前9時の受け付け開始を前に、車が長い列を作りました。木くずやガラスなどの災害廃棄物を持ち込むことができ、市の職員などが回収作業にあたりました。

仮置き場の利用者「電気製品やテレビもだめになったし、たくさん壊れている人もいるし、持ってくると思うし」

一方、輪島市によりますと、市内の中学生およそ400人が対象の市外への集団避難について、これまでに、およそ250人から希望があったということです。

母親「行かせることにしました。ちょっと不安。初めて離れるので」

石川県内では依然、およそ2万人が避難生活を余儀なくされています。

そして14日は、岸田首相が地震発生後、初めて被災地入りしました。輪島市内で自衛隊や警察、消防などの部隊を激励した後、市内の避難所を訪問。運営者らから避難所の衛生状態などを聞き取りました。

岸田首相は珠洲市内の避難所も視察したほか、金沢市内で県関係者と意見交換しました。

岸田首相「一日も早く元の生活を取り戻せるように、政府一体となって、県や地元の皆さんと心ひとつに努力をしていかなければならない」

岸田首相は県民の生活再建に向け、中長期的な取り組みを確保しなければならないと話しました。