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伊豆大島少雨でも災害発生のおそれ~気象庁

2013年10月24日 16:31

 気象庁は24日昼過ぎに会見を開き、台風27号と前線によって特に伊豆大島では少しの雨でも災害が発生するおそれがあるとして暴風や大雨に警戒を呼びかけた。

 台風27号は、現在動きが遅いため沖縄地方では暴風などが長い時間続くおそれがある。一方で、本州の南岸には前線が停滞しているため、台風が接近する前から広い範囲で大雨にも警戒が必要。25日昼までの雨量は、最も多い四国地方で300ミリで、その後もさらに雨量は増える見込み。

 一方、先週大規模な土砂災害が発生した伊豆大島(東京・大島町)では26日ごろ、台風27号が速度を速めながら接近するという。前線の大雨と台風の接近で、伊豆諸島の雨量は300ミリの大雨になる見込み。

 気象庁は先週と気象状況は似ているとしており、特に大島町では、地盤が緩んでいるため少ない雨でも災害が発生する可能性があるとして大雨や土砂災害に警戒を呼びかけている。また、台風の接近時には暴風にも警戒が必要。