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“レール幅改ざん”JR北海道、社長が陳謝

2013年11月13日 16:29
“レール幅改ざん”JR北海道、社長が陳謝

 レール幅の検査データを改ざんした問題で、JR北海道は13日、札幌市で会見を開き、野島誠社長が「信頼が揺らいだ」と陳謝した。国は刑事告発も視野に対応を検討している。

 13日午後に開かれた会見の中で、野島社長は冒頭、「安全を最優先する企業として、あってはならないこと」と話した。レール幅のデータの改ざんは、函館保線管理室の管内で、レールのポイント部分や副本線など複数の箇所で行われた。データの中には、保線の基準外だった数値を基準内に変更したものもあり、担当社員も改ざんを認めているという。9月に実施した特別保安監査の直前にも改ざんが行われていて、国土交通省が函館保線管理室に調査に入り、詳しい状況を調べている。

 菅官房長官「(Q刑事告発は?)調査結果を踏まえて適切に対応する」

 JR北海道は改ざんの理由を調べるとともに、全道を対象に調査を続け、改ざん箇所の特定などを進めたいとしている。