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5年超も絶食…ダイオウグソクムシが死ぬ

2014年2月15日 17:20
5年超も絶食…ダイオウグソクムシが死ぬ

 三重県鳥羽市の鳥羽水族館が飼育する深海生物で、絶食を5年以上も続け、話題となっていた「ダイオウグソクムシ」が14日、死んだ。

 ダイオウグソクムシは世界最大のダンゴムシの仲間で、14日に死んだダイオウグソクムシは、体長約30センチ、体重は1キロ。2009年1月にアジを1匹食べて以来、エサを5年以上全く食べずに生きている謎の生物として注目されていた。鳥羽水族館によると、14日、死んでいるのが確認され、その後すぐ解剖されたが、胃の中には何もなかったという。

 鳥羽水族館の飼育担当者は「最後までエサを食べさせることができず残念です」とコメントしている。このダイオウグソクムシ、死因は不明で、今後は鳥羽水族館で冷凍保存されるという。