人工知能に注目…世界最大の家電見本市開幕
世界最大の家電見本市が5日、アメリカのラスベガスで開幕し、人工知能を活用した冷蔵庫など新しい技術が注目されている。
LG電子が発表したスマート冷蔵庫は、モニターを2回ノックするとドアが透明になり、中が見えるようになる。また、ボタンを触ると、おすすめのレシピが表示される。この冷蔵庫には、通販大手のアマゾンが開発した、人工知能を活用した音声を認識する装置が搭載されていて、人が冷蔵庫に話しかけるだけで食料品の配達を注文することができる。
また、パナソニックはコミュニケーション機能を備えた卓上ロボットを発表した。人工知能によりロボットが利用者の言葉を認識して会話することができる。
また、ホンダは人工知能を搭載した電気自動車のコンセプトカーを発表した。この車は、人工知能でデータ化されたドライバーの心拍数や声の調子を車が読み取り、運転ルートをアドバイスするなど安全運転を支援する。
人工知能をめぐっては、トヨタが人工知能を搭載したコンセプトカーを発表したほか、欧米の自動車メーカーやIT企業がさまざまなサービスを提供する技術を開発中で、競争が激しくなっている。