“人工知能”搭載家電に注目…米で見本市
アメリカ・ラスベガスで世界最大の家電見本市が開幕するのを前に、出展するメーカー各社が4日、人工知能を活用した新技術などを相次いで発表した。
トヨタ自動車が発表したコンセプトカーは、車の中のセンサーから得られたドライバーの動きや体温などをデータ化して、車がドライバーの感情や状態を人工知能で読み取る。ドライバーが疲れていたら、目や耳などに刺激を与えたり、自動運転に切り替えるよう提案したりする車。
また、韓国のLG電子が発表した冷蔵庫は、通販大手のアマゾンが開発した人工知能による音声認識装置が搭載されている。人が冷蔵庫に話しかけるだけで食料品の配達を注文できるシステム。
欧米では、自動車メーカーやIT企業が人工知能を搭載してさまざまなサービスが提供できる製品の開発を進めていて、競争が激しくなっている。
ラスベガスの家電見本市は5日から始まり、多くのメーカーによる新製品の発表が相次ぐ。