人間×人工知能 囲碁対決、最終戦は大接戦
注目された人間と人工知能による囲碁対決は、大接戦の末、人間が勝利した。
人間と人工知能が囲碁で対決する『電王戦』の第3局。名人戦5連覇など日本囲碁界のトップ棋士・趙治勲名誉名人(60)と、国内最強の囲碁ソフト「Deep Zen Go」の対決は1勝1敗で23日の最終戦を迎えた。
囲碁は、将棋に比べて手数の選択肢がはるかに多く複雑とされるが、3時間を超える熱戦の末、見事、黒の趙名誉名人が勝利した。2勝1敗と勝ち越し、人間の意地を見せた趙名誉名人は、対局後、「Deep Zen Go」について『めちゃくちゃ強かった』と語った。
趙名誉名人「(人工知能が)どんどん強くなれば、僕らも勉強してもっと強くなれる。ここまで強くなってくれて感謝の気持ちしかないです」
「Deep Zen Go」開発チーム「完敗でした。得るものも多かったので、今後も研究を重ねて世界最強のソフトを作りたい」