能登半島地震から1年 輪島市で追悼式…石破首相ら出席 地震発生時刻には各地で黙とう
能登半島地震の発生から1年が経ち、石川県輪島市では追悼式が行われ、遺族をはじめ、石破首相などが出席しました。また、地震発生の時刻に合わせて、各地で黙とうがささげられました。
去年の元日に発生した能登半島地震では、災害関連死も含め504人が犠牲となりました。
輪島市で行われた追悼式は1日午後3時半過ぎから始まり、遺族をはじめ、石破首相なども出席しました。
石破首相
「余力を失い、行く末案じ、絶望の淵にある方々に手を差し伸べることこそ国家の責務である。その思いを改めて強くしました」
式では遺族を代表して、地震で父親を亡くした穴水町の小林由紀子さんが、現在の心境を語りました。
遺族代表・小林由紀子さん
「半歩ずつですが、夫とともにこの店を守り抜き、地域の皆さんとともに歩んでいく。それが亡くなった父への感謝であり、地域の皆さんへの恩返しだと考えています」
そして、発災時刻の午後4時10分には、能登各地で黙とうがささげられました。
能登半島地震から1年。
遺族らは犠牲者への冥福を祈り、能登の復旧・復興へ決意を新たにしていました。