両陛下が伊勢神宮へ 20年ぶり剣と勾玉も
天皇・皇后両陛下は伊勢神宮を参拝するため、25日から4日間の日程で三重県を訪問される。皇位の印として天皇家に代々伝わる剣と勾玉(まがたま)が20年ぶりに皇居の外に運ばれた。
両陛下の伊勢神宮参拝は、式年遷宮の翌年に慣例となっているもので、皇位の印として天皇家に伝わる三種の神器のうちの二つ「剣璽(けんじ)」と呼ばれる剣と勾玉が、それぞれ黒いケースに入れられた状態で侍従によって運ばれた。剣璽が皇居の外に持ち出されるのは特別な時だけで、前回の遷宮後の参拝以来、20年ぶりとなる。
両陛下は28日まで伊勢神宮の中に滞在し、26日、外宮(げくう)と内宮(ないくう)を参拝される予定。