早大 他の博士論文280本でも不正を調査
STAP細胞の論文を発表した理化学研究所の小保方晴子さんに博士号を授与した早稲田大学大学院の先進理工学研究科が、全ての博士論文を対象に不正がなかったか調査を始めた。
早稲田大学によると、調査の対象となるのは、先進理工学研究科が小保方さん以外に学位を授与した全ての博士論文約280本。不正があった場合、さらに精査し、学位の取り消しも検討するとしている。
早稲田大学では、小保方さんの博士論文について、不適切な部分があるとして既に本格的な調査を始めているが、小保方さん以外の論文についてもネット上などで疑問点を指摘されているものがあり、今回の調査に踏み切った。
なお、STAP細胞をめぐっては7日午後、論文の共同研究者らがSTAP細胞自体の存在を確認するための再現実験について会見を行うことになっている。