「何者かがES細胞盗んだ」警察が告発受理
STAP細胞に関する論文に絡み、理化学研究所の小保方晴子元研究員がかつて所属していた研究室から「何者かが『ES細胞』を盗んだ疑いがある」とする告発を兵庫県警が受理したことがわかった。
理化学研究所に去年まで所属していた研究員が提出した告発状によると、STAP細胞の論文不正問題が発覚した後、小保方元研究員が使っていた冷凍庫から、別の研究員が作った万能細胞の一種の「ES細胞」が複数見つかったという。その上で、小保方元研究員がかつて所属していた別の研究室から何者かが盗んだ疑いがあるとしている。
理化学研究所の調査委員会は、STAP細胞とされたのはES細胞だったという結論を出している。
警察は今後、小保方元研究員を含む理化学研究所の関係者などから事情を聞くなどして捜査を進める方針で、理化学研究所は「捜査の要請があれば協力します」とコメントしている。