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運転士 事故直後の写真は誤ってLINEに

2014年6月23日 22:22

 鹿児島県指宿市で起きた観光特急「指宿のたまて箱」の脱線事故で、運転士が事故の直後に撮影した写真を無料通話アプリ「LINE」に投稿していたことがわかった。

 この事故は今月21日午前11時過ぎ、観光特急「指宿のたまて箱」が大雨で崩れた土砂に乗り上げ脱線し、乗客・乗員計15人がケガをしたもの。

 JR九州によると、脱線した列車の20代の運転士が事故の直後に撮影した車内の写真を約20人が閲覧できる無料通話アプリ「LINE」に投稿していたという。写真だけでなく「死ぬかと思った」と事故の感想も投稿されていた。

 JR九州では、運転士から事情を聴いたところ、この運転士は故意に投稿したのではなく、知人とやり取りをしていた時に誤って写真を投稿していたことがわかったという。

 JR九州の就業規則では業務上、知り得た情報を漏らしてはいけないことになっていて、運転士のモラルの向上に努め、今後、処遇について検討するという。