×

京都・三宝寺で暑気払いの「ほうろく灸」

2014年7月29日 21:12
京都・三宝寺で暑気払いの「ほうろく灸」

 京都の三宝寺では、暑気払いのための祈祷(きとう)「ほうろく灸(きゅう)」が行われた。

 「ほうろく灸」は、京都の三宝寺で、毎年、1年で最も暑いとされている土用の丑(うし)の日に行われている日蓮宗の祈祷で、夏の暑さを払い、頭痛などにも効くとされている。

 連日、猛暑日が続く京都市だが、29日朝も多くの参拝客らが訪れた。呪文を書いた「焙烙(ほうろく)」と呼ばれる平らな素焼きの皿を両手で頭にのせ、僧侶らが皿の上でもぐさを焚(た)いて祈祷を始めると、参拝客らは神妙な面持ちで夏の間の健康を祈願していた。