みちのくの夏の夜空を焦がす「青森ねぶた祭」が２日、青森市で開幕し、勇壮な武者人形が街に出陣した。

　祭り初日の２日夜は、大型ねぶた１５台と子どもねぶた１６台が出陣し、青森市の中心街約３．１キロを練り歩いた。夏の夜空に光を放つ武者人形はハネトを従えて練り歩き、「ラッセラー・ラッセラー」の掛け声とともに沿道を熱気に包み込む。

　幅９メートル、高さ５メートル、重さ４トンの大型ねぶたが向きを変えて見得（みえ）を切るたび、観客からは大きな歓声が上がっていた。

　青森ねぶた祭は今月７日まで開かれ、３日夜も大小３０台のねぶたが出陣する。