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四国・九州 今後も大雨の恐れ

2014年8月4日 14:00
四国・九州 今後も大雨の恐れ

 台風が北上した週末から、四国では雨が降り続き、高知の山沿いで、1000ミリを超える記録的な大雨になった。

 台風12号は、4日未明に熱帯低気圧に変わったが、動きが遅かったため西日本の太平洋側に長時間、雨を降らせた。高知県の山沿いでは、断続的に激しい雨が降り、降り始めから午後1時までの雨量は1000ミリを超え、高知・香美市繁藤で1145.0ミリ、高知・仁淀川町鳥形山で1071.5ミリ、高知・本山で1027.0ミリを記録。高知では、午後1時30分現在も雨が降り続き、局地的に激しく降っている。今後も、西日本では、南よりの風が吹いて雨雲が次々と流れ込んでくる。記録的な大雨になった高知や徳島では、断続的に雨が降り、総雨量が増えていく見込み。

 また、九州でも非常に激しい雨の降るおそれがある。これから5日昼までの予想雨量は、四国で300ミリ、九州北部で150ミリとなっている。すでに大雨になった地域では、土砂災害の危険性がさらに高まるので、厳重に警戒を。また、低い土地の浸水などにも警戒が必要。